コスモスポーツ L10AエンジンO/Hレポート【第4回】
2011年04月26日
エンジン本体分解開始。まずはフロントカバーを外します。
カバー内側にはベークライトでできたギアがあり、オイルポンプを回しています。
その右上にある小さなウォームギアは2個のディストリビューターを回しています。
エンジン本体側にあるカウンターウェイトも取り外します。
L10A型エンジンは5つのハウジングが並んだ形で構成されており、それを留めているのが17本のテンションボルト。ナットを緩めながら1本1本外していきます。
フロント側のサイドハウジングを外します。
まゆ型のローターハウジングの中にあるフロント側のローターが出てきます。
指でフロント側のサイドハウジングの摺動面をチェック。
アルミ合金のサイドハウジングには炭素鋼が溶射されていますが致命的な傷はありませんでした。
フロント側のローターハウジングは10年前に行ったオーバーホールの時に交換されているとの事。
そしてローターハウジングを取り外してみると・・・今回のトラブルの原因を発見しました。
詳しくは次回に続く。